日本国憲法は、私たち国民が作った尊い命、輝く宝! 去る五月三日は「憲法記念日」でした。 世界一の憲法・万歳! 日本国憲法は、私たち国民が作った尊い命、輝く宝! −国民の命を抜き取ろうとしているのは誰か?− 私たちの国は、中国をはじめ、アジア諸国や米英などに対して、戦争を起こした結果、日本列島はいたる所、焼け野原となった。 沖縄に米軍上陸、地上戦で地獄を経験。アジアその他の外国人の約二千数百万を殺し、わが国の親兄弟も約三百万人以上が戦死。 たった一つの原爆でヒロシマ・ナガサキは廃墟となり、何十万人が死んだ。もしこの次、世界戦争が起きれば、核戦争になり、 人類は全滅するであろう。この経験を経て、日本国民は「戦争は人殺しで野蛮。まっぴらごめんだ」とみんながそう実感した。 そこで戦争をしない国を作ることとした。 その1.平和を作り出す国民主権(国民が国の主人公)の国 私たち日本国民は人類の平和を願い、どこの国とも仲良くし民主主義(国民主権)と自由・人権を大切にすることが、 人間を幸福にしてくれると信じて日本国憲法を作った。だから、政府の間違った行いによって、二度と戦争を起こすことは、 国の主人となった私たち国民が絶対に許さないぞ!というのが国民主権の最も大切な決意であった。 ところが最近、政府与党と野党の一部が、国の主人公になりすまして、私たち国民をだまし、憲法を改正して「平和国家日本」を、 「戦争のできる国」 の方向へ引っ張って行こうとしている。今こそ、私たち国の主権者がキゼンとして「ノー、ノー」と叫び、 平和憲法(特に第九条)を守り抜くことが日本国の主人公の責任でもある。政府のドレイになったらおしまい!ご用心を! 目をパッチリ覚まして! その2.日本を絶対に戦争をしない国にする覚悟を決めた第9条、 実現するには、どうしても戦争をやめなければならない。だから、どんなことがあっても、よその国を軍隊の力で脅したり、 戦争したりすることを、いっさいしない覚悟を決めた。それを実行するために、私たちは、日本の国は、 軍隊を永久に持たない国にすると決めたのである。 ところが、私たち国民が決めた「戦争しない国(第九条)」をひっくり返して、 国民を戦争に引っ張り出そうとする政府や財界や学者らに、ご用心を!憲法改悪ノー。 その3.すべての人間に「基本的人権」がある国 人間が、人間として生まれてきた以上、誰もが1人残らず持っている権利を 「基本的人権」という。だから政府からも、警察からも、 よその人からも、奪われることのない権利である。人権宣言は「人間は生まれながらに、自由と平等の権利を持っている」と、 宣言している。世界中の人間が持っている侵すことのできない永久の権利である。 ところが政府与党は、盗聴法を作り、共謀罪を作ろうとし、君が代を強制したりして、再び国民の基本的人権を奪い取ろうとねらっている。うかうかしていたら、物も言えない全体主義の国になってしまう。危ない!ご用心を! ◎国民が国の主人(主権者)であることを忘れないように! ●政府、国会議員、公務員は、国民に奉仕するのが職務である! 2006年5月14日 第471回 憲法を守る平和行進