2006年2月12日 護憲平和行進  誰にも分かる  憲法第二〇条「信教の自由」 のお話し −小泉首相の靖国神社参拝は?− 子供「お父さん、信教の自由ってどういうことなの?」 父「ほとけさまを信じても、神さまを信じても、その人のその人の自由という ことだよ。神さまにもいろいろあるからね。そのうち、どれを信じてもか まいません、ということだよ。だから、神さまのことをよく勉強してから 信じないといけないね。また、神もほとけも信じない人がいても、それは それで、やっぱり自由だよ」 子供「国や県や市町村の神社(宗教)はあるの?」 父「いいや、それはないよ。国が昔みたいに神道(しんとう)の神社を信じなさ い、と押しつけるのは信教の自由ではないしね。伊勢の皇太神宮へも、ま た、あちこちにある神社や宗教にも、国や都道府県や市町村(公共団体) がお金を出したり、お祭りをしたりするのはいけません。信じている人たちだけで やりなさい、ということです。国や公共団体は、どの宗教をも『えこひいき』してはいけないのです」 子供「学校では宗教のことを教えてもいいの?」 父「国立や公立の学校では、ある一つの宗教を教えてはいけません。先生が、 公平な立場で『宗教』のお話しをすることはかまわないけれどね」 子供「お父さん、小泉首相が靖国神社を参拝しているのをテレビで見たけれど、あれはいいの?」 父 「小泉首相が、国の総理大臣(首相)や、国会議員でなければ、自由に参拝してもよいのだよ。 しかし、憲法第20条3項に『国およびその機関は、教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない』 と固く禁止されているのだよ。小泉首相は、国の代表でしょう。この首相が、公用車に乗って多くの警護に守られ、 その他の公務員も連れて参拝にゆくのだから、靖国神社を特別に『えこひいき』していることになるんだ。 テレビや新聞も大きく取り上げるので、靖国神社の宣伝をすることにもなるしね。首相の場合は、個人の参拝にならないんだ。 ところが、首相の方では、国民や海外の注目する真っ昼間に公然と行くのだから、最高法規である憲法を堂々と破るお手本のような 行動に映るのだよ。これでは日本は、法治国家ではなく違憲国家・無法・無秩序の国家となりつつあるといえるね。テレビでも 新聞でも、無法な事件ばかりだろう。 見るに見かねた福岡地方裁判所や、大阪高等裁判所では、小泉首相の靖国神社参拝は憲法違反である、とはっきり判断したんだ。 お父さんは正しい立派な判決だと思うがね。お前はどうかね」 子供「小泉首相が、憲法破りのお手本か!僕も平和憲法を持つ日本の首相がイラク戦争を支援した時は『変だぞ』と 思ったなぁ。この頃は耐震偽装事件やライブドア事件や、大人が子供を殺したり、子供が大人を毒殺しようとしたり、僕も おかしいぞ、と気にはなっていたんだが・・。この機会に僕も憲法をしっかり読んでみようと思うよ。 お父さん、ありがとう!」   ◆武器ではなく「平和憲法」で国際貢献! これが日本の使命です◆ ◆ 浜松市憲法を守る会のホームページ http;//goken-hamamatsu.cool.ne.jp/ ◆